【活動レポート】育休、いいとも!第3期vol.3 「ママ必見!ワーママの転職市場のリアルな現状をぶっちゃけトーク!」
★育休、いいとも!とは・・・
育休をユニークに過ごした人や、育休で人生を変えた人をゲストに迎えて、オンラインでお話をお伺いする会です。
2月の「育休、いいとも!」のゲストは特別編として、ワーママの転職を扱う事業会社の副社長である金子麻由子さんをお招きし、リアルなワーママの転職の現状についてお話伺いました!
【ゲスト紹介】
株式会社mog 取締役副社長
金子麻由子(かねこ あゆこ)
山形市出身。大学卒業後、地元の新聞社にUターン就職。報道記者として4年勤務。
結婚を機に上京して、株式会社インテリジェンス(現・パーソルキャリア株式会社)に転職。
転職サービス「DODA」のマーケティング・編集を担当。
1人目の育休後に、女性の転職・求人情報サイト「Woman Career」を立ち上げ。
2人目の育休後となる2017年、自身のマミートラックの経験をもとに、代表取締役社長の稲田とともに「ママボラン」を立ち上げ。
年間1,000人近いワーキングママ向けにキャリア研修を実施。
ワーキングマザーの会「全国ネットワーク」副代表、山形・習志野ワーキングマザーの会代表。
趣味は福山雅治のおっかけとカラオケ。特技は無表情。
1人目育休後はマミートラックをひた走る
1人目出産後は、今まで一番大切にしていた睡眠がとれず辛い日々。仕事のことなんて考えられなかった。
復職の際は、“楽な仕事で短い時間働き、そこそこ給料をもらえれば良い”という考えで復帰。
ひたすら数字を拾ったり、上司の代理承認といった業務をしているうちに、
“あれ!?これ私がやりたい仕事だっけ??”と思いはじめ、「Woman Career」を立ち上げ。
2人目育休時は、ボランティアとして他企業の事業をお手伝いし、これを事業にしたほうが良い!と考え、「ママボラン」を立ち上げた。
働きやすさだけでなく、やりがいやキャリアアップを重視するママを応援したい
ママボランを立ち上げた時、想定以上の反響があり、働くことにこんなに意欲的なママが多いことに驚いた。
ただ、ママボランは育休者向け。育休明け以降もキャリア支援をしたいという想いで今の事業を始めた。
ママ向けの転職会社は増えているが、よくよく内容を見ると働きやすさ重視で、やりがいや、キャリアアップを重視するママにはマッチしないものが多い。
(株)mogはまさにそんなパワー溢れるママ向けの転職支援を行っている。
敢えてワーキングママが欲しい!という企業は少ない
ママのように、働き方に制約がある人材を敢えて採用したいという企業は少ない。
じゃあママは転職出来ないのか?というと、そうでは無い。企業はシンプルに能力の高い人材を欲している。
俗にいう“35歳限界説”も無い。
制約人材であろうが、何歳であろうが、年齢なりのスキルや経験を有し、それを企業に合わせてうまくアピール出来るかがポイントなのだ。
育休中に「転職しちゃえー!」と勢いづいてるあなた、ちょっと待って
育休中は動物的勘が冴えわたり、ある意味ハイになってる状態。転職にベストなタイミングは本人次第だが、このハイな時期に大きな決断をするのはちょっと待って。
復職と同時に転職をすると、復職も、仕事と育児の両立も、仕事も初めての全て初めてづくし。それはほんと大変なこと。
育休中に感じた今の仕事への想い・考えを持ちつつ、元の仕事に復職し、両立の土台を作り、再度見つめ直してみては。
ただし、考え続けて冷静になっても現状に違和感があるなら、それは検討のタイミング。適切な危機感を持ち続けることが大切。何も考えずただ漫然と働き、歳をとるのはただのロス。
育休中に職務経歴書を書いてみるのもおススメ。比較的時間に余裕のあるこの時期に、自分のキャリアの棚卸をしてみる。そうすると、今後自分に何をプラスオンしていけば良いかが見えてくる。
転職を考えているママへメッセージ ―成功のポイントは“柔軟性”と“好奇心”―
転職要件を色々挙げる中で、それはあなたにとって絶対条件?それともある程度譲歩出来るもの?要件に優先順位をつけて、無理ない範囲で柔軟に変えられる“柔軟性”が成功のポイント。
加えて、仕事に対して“好奇心”を持つこと。当初の希望と違うけど、これ面白そう、チャレンジしてみよう!と思えるかどうかも、転職成功の秘訣。
また、女性(特にママ)は制約人材であることを引け目に感じ、控えめになりすぎ。自分のスキルや経験に自信を持ち、職務経歴書も自分が思っているのに対して2割増しで書いて!これは職場の面談でもいえること。ちょっと“盛る”くらいが丁度良い。
最後に。仕事に意欲的でスキルの高いママが沢山いることを知らない企業は、未だに山ほど存在するのが現実。そんな企業に対して(株)mogは啓蒙活動を行っている。自分に限界を作らず、(株)mogのようなママの応援団の力を借りながら、自分の人生を切り拓いていってほしい。
0コメント