【活動レポート】防災部x料理部イベント「はじめての乾物生活」を開催しました!
\防災・健康・お手軽!一石三鳥な乾物を毎日の食生活に取り入れよう/
9月は防災月間。
これまで、地震や水害への備えに必要な『非常用持ち出し袋』『トイレの準備』『備蓄』『ハザードマップ&マイタイムライン』などについて学習してきた防災部が、普段でも非常時にも食べられる乾物の活用方法を学ぶイベントを開催しました。食品がテーマということで、料理部とのコラボイベントとして実施しました。
DRYandPEACE認定上級講師の成田奈苗さんをお招きし、乾物に関するお話を伺いました。
・乾物とは?乾物が世界平和につながる?
乾物=「水分を減らすことによって常温で長期保存が可能な食べ物」(DRYandPEACEの定義)。切り干し大根、干し椎茸、乾燥昆布、乾燥大豆、ドライフルーツなど呼び方から乾燥したものだと一目瞭然な食材だけでなく、お米、乾麺、小麦粉、ハーブスパイス、お茶など、様々なものが乾物にあたります。
乾物は常温保存が可能なので、保存しやすく家計に優しいだけでなく、輸送にかかるCO2や食べ残しなどの食品ロスの削減になります。SDGs、ひいては世界平和に貢献できる優れモノなのです!
・自家製乾物づくりのススメとコツ
自家製乾物を作ることで食品ロス削減にも繋がる!ということで、野菜や果物を干すときのコツを教えていただきました。100円ショップの干し網など身近な道具でも実践できるそうです。何よりも「習うより慣れろ!」日々実践しながらコツをつかんでいくのがポイントだそうです。
・簡単水出し出汁の基本と活用法
水を注いで冷蔵庫で一晩待つだけ!手軽で失敗知らずの水出し出汁の取り方を教わりました。水出し出汁を普段からストックしておくことで、離乳食や幼児食にも水代わりに使えて、調味料の使用量を減らすことができるそうです。
普段なら煮立たせるカツオ・沸騰前に取り出す昆布など出汁の取り方で混乱してしまいがちですが、水出し出汁ならその混乱も無用ですね!
・乾物×防災ローリングストック法
続いて、災害用備蓄品に乾物を加え、普段の食事にもローリングストック(日常的に非常食を食べて、食べたら買い足すことを繰り返すことにより、常に新しい非常食を備蓄する方法)として使い慣れておくことの利点を教えていただきました。使いやすさや栄養バランスの観点からは、特に炒り豆、棒寒天、切り干し大根・人参といった食材がおすすめだそうです!
・超簡単美味しい乾物レシピ
非常時にも普段でも食べられる乾物レシピとして、
・トマトジュースで戻すクスクスのトマトリゾット風
・ツナ缶の水分で戻す切り干し大根のサラダ
・ひと鍋で栄養整う乾物たっぷりスープパスタ
の3品の作り方を教えていただきました!
クスクス、一般家庭にはなじみが薄いですが、実は災害備蓄にとても向いている食材なのだそうです!世界最小のパスタにして、火が通っており、災害時に火がなくても何らかの水分で戻して主食になるんです。米が炊けない状況でも食べられるということで、備蓄にピッタリですね。
その他のレシピもとってもおいしそうでした。
講座は終始アッと驚くことばかりで、チャットにもコメントや質問がひっきりなしに投稿されるなど盛り上がりました。
講座後、参加者からは、
・苦手意識のあった乾物が身近になりました!
・ローリングストック難しいと思っていたけど、チャレンジしたい
・教わったレシピを早速作ってみたい!
など、講座を参考に、乾物を普段使いにも災害用備蓄品にも活用してみたいという声が続々上がりました。
【開催概要】
日時 : 2021年9月22日(金) 13:00~14:30
会場 : オンライン(Zoom)
参加人数 : 17名
【講師】
成田 奈苗 (なりた ななえ)
一般社団法人DRYandPEACE認定上級講師
https://www.dryandpeace.com/
愛知県みよし市在住、1歳児の母。
「生きることは食べること」をモットーとし、食べること、食に関わることが好き。
2010年から仲間と共に、岡崎市額田町に増えゆく休耕地を活用するための週末耕作『HAPPYPUNCH』をスタート。
農に対しての熱が高まり、当時勤めていた会社を辞め、農業大学校で一年間の農業研修を受ける。
その後、乾物で世界平和を目論む(一社)DRYandPEACEと出逢い、採れすぎた野菜を無駄にしない自家製乾物づくりに魅力と可能性を感じ、認定上級講師に。
乾物の奥深さにすっかりハマり、その面白さを伝えるべく愛知県を中心に東海地方で乾物講座を開催している。
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