【活動レポート】「絵本のために!声のワークショップ」を実施しました!

【開催概要】

  日時    : 2021年9月1日(水) 10:00~12:00

  会場    : オンライン(Zoom)

  参加人数  : 29名

【内容】

 ・自分の声について参加者同士でシェア

 ・声についての「講座&実践」

 ・「講座&実践」の前後での声の変化シェア

【講師】

声のビジネススクール PRIDE VOICE ボイスコンサルタント/トレーナー 澤田 龍彦 先生

 「子供に絵本を読み聞かせする際、すぐに喉が痛くなり沢山の絵本を読むのが辛い。また、普段の声にも自信がない。」といった悩みをなんとかしたい!という想いから、声について学ぶイベントを開催しました。

 講師は、声のビジネススクール PRIDE VOICEの澤田 龍彦先生(たつさん)です。ヨガ要素も入った身体感覚フル活用のワークショップで教えていただきました。

心に残った内容の一部を大公開します!

自分の状態を観察しよう

 良い声を出そうとするのではなく、自分の状態をまず観察する。自分の声(=音=振動)を感じるために身体を整え、自分で心地よい状態を見つける。緊張せずに話せる人はいないので、落ち着いて自分を観察してリセットすることが大事。

 観察例:「あ、今はみんなの前で話しているからか、自信なさそうに聞こえるな。」等

リセット例:深呼吸(ここでヨガ的要素!肺が膨らむのを意識しながら背中が動いているのを

感じるために、下写真のようにタオルを背中に巻いて確認)し、ゆっくり首をまわす 

振動を感じよう!体感しやすいのは胸郭

 声は身体のどこでつくられる?という講師たつさんからの質問に対して、「声帯!」「胸!」と回答する参加者。

ひとまずの正解は・・・「声帯」。この声帯は2cmしかない小さな筋肉のため、声を出してたくさん使うと疲れるのは当たり前という説明がありました。意識して動かすのは難しいので、「声帯は温存しよう。声(=音=振動)を他の部位にも任せよう!振動を体感しやすいのは胸郭!」という斬新な回答が講師よりされました。そしてキーになるという点では「胸も合ってた!」とチャットで感動する参加者でした。

ゆっくり声を出す

 自分の声について参加者同士でシェアも行いました。自分の声についてシェアしたり、印象を伝えあうのは経験がなかったので新鮮でした。今後はできるだけ自分の状態を観察して、ゆっくりと落ち着いて声を出していきたいです。

(文:MIRAIS 6期イベントチーム)

【Zoom写真】

MIRAISのMポーズで写真撮影です。


【参加者の声】

・声が出る体の構造、声を出す前のストレッチの大切さ、自分の声で相手も包むというお話が印象に残りました。

・声を胸に響かせることを意識する、と言うのは一貫して教えていただき、今日一日意識して過ごせました。

・ボイストレーニングなど、一度受けてみたかったのでとてもうれしかったです。夫から、読み聞かせの時や子供に話しかけるトーンが低くゆっくりになったね、と言われました。引き続き頑張ります!

【講師紹介】

澤田 龍彦 先生 (声のビジネススクール PRIDE VOICE)

立命館大学理工学部卒業後、システム開発に携わったのち、20代で起業。ゼロからはじめた会社を年商3億まで成長させる。数々の経営者と関わるなかで、『経営者の熱意がなぜ人に伝わるのか』に関心を持ち、コミュニケーション、心理学、カウンセリング(傾聴)の学びを通して自身のコミュニケーションについて見直しをしていく。その過程で、こもりやすいと感じる自分の声のコンプレックスに意識が向くように。いい声とはどのようなものか、その答えを求めて楠瀬誠志郎に師事。声の改善の後に自信が生まれるのではなく、声には、その変化と共に、自信や自己肯定感を高めていく力があるという魅力に惹かれ、インストラクターに転向。その後、10年を経て、声のビジネススクール『PRIDE VOICE』を設立。現在は、“身体知”に基づくメソッドで、スタジオでの指導の他、企業の管理職に向けたスピーチ研修、新人研修や病院の医師・看護師に向けた発声研修のプログラム設計を手がけている。また発声する身体をより構造的に理解するため、山本篤氏の解剖学を学んでいる。

HP: https://www.pridevoice.jp

facebook: https://www.facebook.com/pridevoice.jp