【活動レポート】対外向けイベント『セルフラベル発掘!ワークショップ ~自分だけのキャッチコピーをつくろう~』
【開催概要】
セルフラベル発掘!ワークショップ (オンラインイベント)
日 程:2020年9月3日(木)~4日(金)
時 間:10:00 – 12:00
9月3日、4日に育休者向けオンラインイベント「セルフラベル発掘!ワークショップ」を開催しました!
当日は27名(一般参加者22名+MIRAIS参加者5名)の方が参加されました。
【セルフラベルとは】
Gallup社「ストレングスファインダー®」の資質と「過去の経験」「自分の理想」を深掘り。自分の長所・大切にしている価値観のキーワードを洗い出します。
自分自身と向き合い他の参加者と共同作業をすることにより、未来の自分がやりたいことを言語化したものがセルフラベル。つまり、セルフラベルとは自分の「ありたい姿」をひとことで表すオリジナルキャッチコピーです!
復職後、思い通りに仕事や子育てが出来ない自分に自信をなくしそうになったとき、「私はこんな時に活躍できる」や「私はこんな風になっていきたい」を確認し、自分の「好き」や「得意」な仕事を引き寄せる指針にしてほしいー。
そんな想いで今から1年半前、MIRAIS1期のメンバーがワークショップを作り、4期まで引き継がれてきたMIRAISオリジナルの育休者向け参加型イベントが「セルフラベル発掘!ワークショップ」です。運営も全て現在育休中であるMIRAISメンバーが担当しています。
今回は、2日間に分けて開催しました。
【DAY1】
オリエンテーション
最初に本ワークショップのゴールについて、運営メンバーから説明しました。
ゴールは「自分だけの強みや考え方、なりたい姿を本気で考え、自分のことを知る2日間に。復職への不安をなくそう」。
4つのワークを通して自分のことを深く知ることで、復職後に仕事とどう向き合っていきたいか、どんなことがやりたいか、そのヒントを見つけ復職への不安を少しでも払拭することを目的としました。
次にワークショップの進め方やコミュニケーションルールについて共有。
自分の強みややりたいことと向き合い、参加者同士でペアワークをしながら各々のセルフラベルを作成します。自分だけの強みや価値観は、自分では当たり前となっていて気付かないことが多いもの。だからこそ、ペアワークで自分の経験や価値観を相手に伝わるように話し、質問を受けることで、新たな気づきが生まれるのです。
初対面のペアがお互い理想のセルフラベルを発見できるようにこのワークショップを 「安心・安全の場」とするコミュニケーションルールとして、「守秘」、「傾聴」、「受容」、「質問」、「ポジティブ」の5つを約束事とさせていただきました。
2日間の相棒となる方とはオンライン上の初対面でペアワークをすることになるので、まずはお互いに簡単な自己紹介からスタート。参加者の皆さんの緊張がほぐれうち解けたところで、いよいよ1つ目のワークの始まりです!
WORK1 「ヒーローインタビュー」
事前課題をもとに、自分の価値観や過去の経験で得たものをペアで深掘りし合い、セルフラベル作成のヒントとなるワードを探しました。
話し手が過去に最も充実感を感じたエピソードを聴き手にシェアし、聴き手がそのエピソードをできるだけ深く掘り下げられるようヒーローインタビューをしていきます。
その時の気持ちを聴くような質問でペアの価値観を引き出し、新たな気づきにつなげることがこのワークのゴールです。
ペアとなった相手の経験を一生懸命深掘りしようとされている参加者の皆さんの真剣な表情が印象的でした。
WORK2 「自分の強み・特徴の理解」
事前課題として受けていただいたストレングスファインダー®の上位5資質をベースに、自分の行動特性や強みを深く理解していきました。
今までどんな場面で自分の資質が表れていると感じたか、その資質をこれから自分の強みとしてどの様に活用していきたいかを質問し合い、お互いにフィードバックをします。自分は持っていない相手の上位資質から新たな視点に気づくことができるのもこのワークならではの醍醐味です!
【DAY2】
前日にたっぷり2時間ペアワークに取り組んだからか、1日目の冒頭は緊張気味な面持ちだった参加者の皆さんがリラックスした表情になっていることが画面越しに伝わってきました。
WORK3 「WORK-LIFE VISION可視化」
自分のWORKとLIFEの未来について考えていきました。
事前課題として「5年後の自分の理想・ありたい姿」をワークシートに書き出してきてもらい、未来の自分になったつもりでペアのインタビューに答えていきます。
理想の自分になりきって、ペアから思いもよらない質問を受けることで、自分の考えを整理できて言語化しやすくなります。
そして言語化した中から、何度も出てくるキーワードを書き出していきました。このキーワードが、最後のセルフラベル作成に活かされるのです。
参加者の皆さんは未来の自分になりきることには慣れていないからか、最初はつい現在の自分が大変だと感じている子育てや仕事のことに目を向けがちのようでした。しかし、何とか未来の自分になりきろうと頑張っているうちに思考がどんどん前向きになり、インタビューの後半は未来の自分がやりたいことやありたい姿を生き生きと語る場面もありました。
また、インタビュアー役の方がやりたいことを興味深く、応援する様な雰囲気で聴かれている姿も印象的でした。
WORK4 「MY 5 WORDS セルフラベル アウトプット」
最後となる4つ目のワークにていよいよセルフラベルを作成します。WORK1~3で書き出したキーワードを俯瞰して、My 5 Wordsを決め、そこから自分らしい表現に変換していきました。運営メンバーが事前に作成した”ネタ帳”や”ラベルの公式”、連想類語辞典などを駆使し、足したり掛けたりしながら、ラベルを生み出していきます。自分の趣味や好きな言葉なども織り交ぜ、時にはうなりながら考えました。
このワークには、MIRAISメンバーが1人ずつ各ペアに加わりセルフラベル作成をサポート。サポーターはセルフラベル作成のアイディアが出ない時には「〇〇と△△は、どっちのニュアンスが近い?」と質問したり、「▼▼の方がしっくり来るかな?」と別のキーワードを提案することでMy 5 Wordsからイメージを広げていきます。
ペアやサポーターと一緒に自分の強みやありたい姿をいろいろな表現で考え、ワクワクするようなセルフラベルが誕生していく場面はとても感動的でした。
ここで、出来上がったセルフラベルを一部抜粋してご紹介します。
「世の中にインパクト!発展的冒険家!」
「笑顔を咲かせ、楽しんで挑戦する若女将」
「明るい未来へアップデート!学び続けるコンダクター!」
「チームに安心を与える万能栄養剤」
「みんなの願いをかなえます!秘密道具のエンジニア」
まとめ
全てのワークを終え、出来上がったセルフラベルをお披露目してもらいました。
Zoomのチャットに次々に素敵なセルフラベルが投稿されると、運営メンバーやサポーターからも称賛や労いの温かいコメントが寄せられていました。
参加者の皆さんには、「パートナーの方とのペアワークの時間が幸せだった」「思いもよらぬ着地点で楽しかった」「勇気を出して参加して良かった」といったコメントをいただきました。
大満足の笑顔いっぱいのまま、最後は全員で出来たてほやほやのセルフラベルが書かれたワークシートを持って、記念撮影をしました。
また、参加者アンケートには、本ワークショップで得た気づきを今後どのように生かしていきたいかという質問に、下記のような回答をいただきました。(一部抜粋)
・仕事面でも生活面でも周りを笑顔にする挑戦を続けたい。
・くじけそうになったときに見返して、自分を元気にする。
・自身の「癖」を「強み」と認識しポジティブに捉えることができる。
・自分にはどんな強みがあるかを考える時はこのラベルを思い出したい。
・業務や育児でうまくいかないときに立ち返る場所ができた。
・公私ともに自分の好き得意なこと、モチベーションがあがるポイントを整理出来たことで、自分を取り扱い易くなった!
本ワークショップでたくさんの素敵なセルフラベルが誕生し、2日間のワークショップに一生懸命取り組んでいただいた参加者の皆さんと、そんなママたちを応援するかのように長時間つき合ってくれた参加者のお子さんたちに、運営メンバー一同大変感謝しております。
参加していただいた皆さんのセルフラベルが、復職後もずっと輝き続けますように。ありがとうございました!
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