【活動レポート】MIRAIS 卒業生による「人生を豊かにするパラレルな生き方」
7月31日、MIRAIS内で「人生を豊かにするパラレルな生き方」をオンラインで開催しました!
今回のイベントは「育休は、自分のキャリアについて一度立ち止まって考えてみる最大のチャンス。これからの働き方を考えるうえで『パラレルキャリア』という働き方を知り、今後のキャリアや生き方へのヒントにしてほしい」という想いがこめられています。
子育てをしながらパラレルキャリアを実践している3名(全員MIRAISの卒業生)をゲストとしてお招きし、パネルディスカッション形式でパラレルキャリアについてのお話を伺いました。
当日の様子をレポートします。
読んでくださる皆さんにとっても、人生を豊かにするためのヒントがありますように…
ゲスト紹介
〇浜本晴菜さん
・本業は印刷会社に勤務、パラレルキャリア歴は6年
・パラレルキャリアコミュニティThink In Moveのコミュニティマネージャーはじめ、複数のパラレルキャリアを持つ。
(Think in Move https://lounge.dmm.com/detail/554/)
・4歳女子+2歳男子のママ
〇室雅子さん
・本業は教育系サービス企業に勤務、パラレルキャリア歴は2年
・訪日客向けプログラムのほか、プロジェクトベースでファンドレイズ・通訳・教育プログラムデザインなど(参考:https://paranavi.jp/1132/)
・2歳+4歳のママ
〇吉永里美さん
・本業は IT専門商社に勤務、パラレルキャリア歴は半年
・大学3年時の第一子出産を期に様々なコミュニティに参加するなどパラレルな生き方に興味を持ち、オンライン司会やインタビュアーなど実践中。
https://note.com/koge3103/n/nd4e5c29c80e7
・5歳男子+1歳女子のママ
当日は、50名を超えるメンバーが参加。オンライン会場がオープンした直後から、ゲストの優しい声掛けと参加者のチャットで場が一気に温まり、和やかな雰囲気で始まりました。
MIRAISメンバーは、すでにパラレルキャリアを始めている人もいれば、関心はあるけど自分には関係ないかもと思っている人、やってみたいけど何から始めていいかわからない人などパラレルキャリアに対する姿勢は様々。どんな新たな気づきや気持ちの変化が生まれるか、といった期待が参加者からも伝わってきました。
はじめに、パラレルキャリアとは?について、ゲストの浜本さんからご説明いただきました。
パラレルキャリアとは、「自分の好きなことや得意なことを活かすこと」で、必ずしも収入を得ることが目的ではない、とのこと。
加えて、パラレルキャリアには色々な形があるということも、浜本さんがマネージャーを務めるパラレルキャリアコミュニティ「Think In Move」の資料「パラレルキャリア 7つの形」を用いてお話してくださいました。
※「パラレルキャリア7つの形」 詳しくは、こちらに掲載されています。
パラレルキャリアの形は、人によって様々だし、同じ人であっても形が変化することもあるので形を決めてしまわなくても大丈夫。さらには、同時に複数の形が並行している「ミックス型」の場合もあるということも、教えていただきました。
いよいよゲストのみなさんのパラレルキャリアについてに展開。
パラレルキャリアの駆け出しから今後の展望まで、お聞きすることができました。
まずはパラレルキャリアを始めたときのことについて。
始めた時期は?・・
「転勤族の夫と結婚したとき」「育休のとき」
始めたきっかけは?・・
「SNSでのヘアアレンジの発信」「教育関連のセミナーへの参加」「MIRAISイベントの司会」
といったように、内容は様々ではあるものの、私生活での変化が好機となり、ご自身の強みを理解した上で自ら積極的にアクションを起こしているという点では皆さんが共通していました。「関心をもったらまずはやってみる」が、一つのキーワードになっていたのが印象的でした。
続いての質問は、これからパラレルキャリアを始めたい人がぜひ聞きたいこと。
種まきとしてやっておいてよかったことについて、お聞きしてみました。
「SNSの発信でまず周りの人に知ってもらうことをした。自分=○○な人と知ってもらうことで、(関連があったときに)声もかけてもらいやすくなってよかった」
「目の前の関心事に一生懸命取り組んでいたことがパラレルキャリアにつながった、と今振り返ってみて思う」
「色々なコミュニティに入ったことが今に生きている。一人だけでは続かなかったり広がらなかったことが、コミュニティに入ることで広がっていった。今も複数のコミュニティに入っている」
どのお話も興味深く、参加者も聞き入っていました。
自分が本当に関心あることを見つけた上で、仲間と励まし、協力し合いながら前に進める環境を自分にあった形でつくることが大事。これからパラレルキャリアの第一歩を踏み出そうとするMIRAISメンバーにとって、貴重なお話でした。
また、MIRAISメンバーは育休中ということもあり、育休中にやっていたことについても聞いてみたところ、「MIRAIS内のプロジェクトの立ち上げや運営が良い経験になった」ことや、「育休中にMIRAISで自分の育休テーマ(※)や目的に立ち返ることが身に付いたことで、今でも何でもかんでも手を出すのではなく、取捨選択しながら活動できている」というコメントが。
参加者からは、「MIRAISの経験が生きているんですね~!」といったチャットも上がりました。MIRAISメンバーにとって、今自分たちがMIRAISで夢中に取り組んでいることが将来につながっているという自信にもつながったようです。
※MIRAISでは、育休期間中に自分が力を入れて取り組みたい「育休テーマ」をひとりひとりが設定します。
その後も、参加者からどんどん質問が出てきて、パラレルキャリアへの関心が高まっている様子が伝わってきました。
パラレルキャリアの魅力とは?という質問では、
「シンプルに人生が楽しくなった」
「会社の仕事だけでは得られない素晴らしい出会いややりがいがある」
「成長感が得られて、パラレルキャリアで得たスキルが本業にも還元できる」
といった声を聞くことができました。
今回、ゲスト3名のお話される内容にも魅了されましたが、何よりもゲストのみなさん終始とてもイキイキと話している姿がとても素敵で、パラレルキャリアの魅力が伝わってきました!
最後に、今後の展望について伺いました。
「(5,6年パラレルキャリアを続けてきて)パラレルな生き方が染みついている。興味関心は絶えないけどすべてが根っこではつながっていると感じている。今後も接続先は変わるかもしれないし、太さも変わるかもしれないけど、持続可能な形でパラレルキャリアを続けていきたい。」
「自分の仕事をライフワークとしてとらえて、自分の名を名乗れるようになりたいし、子どもをどういう学校に通わせるかも考えていきたい。それもまたパラレルキャリアにつながるかもしれない」
「(パラレルキャリアとして活動し始めた)オンライン司会を形にしたい。」
パラレルキャリアの形を変えていくことに関しても、自分には芯や軸が無いと落ち込むのではなく、しなやかに変化していくという捉え方も、参加者にとっては、パラレルキャリアの世界に一歩踏み出す勇気につながったことでしょう。
セミナー終了後に寄せられた感想の一部をご紹介します。
「自分にもできることがありそう!と思えました」
「育休中にパラレルキャリアを自分事として考える機会を持たせてもらって、ありがたいです!」
「皆さんの小さいことからチャレンジし続ける姿がキラキラしていて、自分もそうなりたいなと思いました。」
「まずは動く。動きながら考えるのはとても大事だと感じさせられました。」
「お金を稼ぐだけじゃない、多種多様なパラレルキャリアの道がある事を知れて、今の仕事との相乗効果が生まれるような何かを模索していきたいなと思うようになりました!」
「パラレルキャリアは副業を得るものと重く考えていたのですが、まずは好きなことを深めるところから始めたいと思えました。」
今後もイベントチームでは、メンバーの学びにつながるイベントを企画していきます。
※イベントチーム:MIRAISメンバーで運営している有志チーム。MIRAISコミュニティ主催の対外向けイベントは主にイベントチームのメンバーにより企画・開催されています。
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