【活動レポート】MIRAISのオンライン読書会、三期の活動を紹介します!



MIRAISでは、一期から毎月読書会を開催しています。課題図書を読み、当日はオンラインで意見交換をする形式で行ってきました。

毎月の課題図書は図書委員の選定によるもの!

図書委員は読書大好き、活字大好きな人から、苦手意識あるけど委員やって本を読み切りたい!という人まで、読む本も本への向き合い方もそれぞれのメンバーで、読書の楽しみ方を広げていく活動をしています。


【三期の課題図書を紹介します!】

三期(2019年10月~2020年3月)の図書委員メンバーに課題図書とそれぞれの選書理由を聞いてみました。


幸せになる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教えII』

 (岸見 一郎 , 古賀 史健 著 / ダイヤモンド社 )

ベストセラー「嫌われる勇気」の続編でテーマは教育。叱ってもいけないし褒めてもいけない等、やや難解ながらも、子育てやパートナーシップを深い視点から考えられる。シェアして高め合うMIRAISに最適!と思い、選びました。


FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣 (ハンス・ロスリング 著/ 日経BP )

この育休中、情報に受け身となり視野が狭くなっていると不安に思っていたとき、この本の表紙に「思い込みを乗り越え事実に基づく世界の見方を身につけよう」とあるのを発見。メンバーと話し合い、これまでの私たちの中の常識を見つめ、認識を新たにするきっかけになると思い選びました。


お母さん! 学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!』 

(のじま なみ 著/ 辰巳出版 )

上の子が、妹が生まれるにあたり、「赤ちゃんはどうやって生まれるの?」と聞いてきたり、「ちんちん!」を連呼したりすることを受け、どんな風に向き合っていいのか?性教育が必要なのかな?と模索していた時に、友達に紹介してもらった本。読みたい!!と思いつつ、なかなか時間が取れず、読書会の課題図書にすれば読める!と目論見。また、性教育について、みんなどう考えてるのか?どうしているのか?をシェアし合いたく、選びました。


ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』 (ブレイディ みかこ 著/ 新潮社 ) 

はじめて読んだとき、「どうしてもこの本について人と話したい!!」と思い、夫におすすめした本。子育てについて、イギリスの社会について、差別・格差・分断についてなど、読んだ人の興味関心によって、気になるポイントが変わってくると思い、ぜひ様々な経験を持つメンバーの集まったMIRAISで感想をシェアすることでもっと考えを深めたり、新しい発見を得たい!と思い、選びました。


0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる学ぶ人と育てる人のための教科書  (落合 陽一 著/ 小学館 )

「教育」というと「子どもの教育」を思い浮かべる方が多いと思いますが、こちらは幼児教育から生涯教育までの「新しい学び方」の本。「なぜ学校に行かないといけないの?」「英語はいつから習えばいい?」「人生100年時代を生き残るには何をしたらいい?」そんな質問に落合陽一が答えます。この本を読んで子どもの教育、自分のこれからの学びについて是非一度考えてもらいたい!と思い、選びました。


子どもは40000回質問する~あなたの人生を創る「好奇心」の驚くべき力~

 (イアン・レズリー 著/ 光文社 ) 

おすすめ本を紹介し合うビブリオバトルで「一番読みたい本」に選ばれたのがこちらの本。「子どもが好奇心を育んでいけるように大人の私たちができることとは何か?」「『好奇心格差』が『経済格差』を生む?!」など、気になる視点がたくさん。ビブリオバトルでプレゼンを聞き、「これは読みたい!」とその場でネット注文するメンバーもいたほど。皆でこの本を読んで好奇心についてもっと話したい!と思い選びました。



【読書会の形式は?】

MIRAISでの基本の形式

それぞれ事前に課題図書を読み、当日はグループ分かれて感想をシェアしたり、気になった点を質問したりすることで本についてや自分の考えについて新たな気づきを得ています。未読での参加や、ラジオのように読書会の内容を聞く耳だけ参加も歓迎です!

上記に加えて、三期ではこんな読書会も実施しました。

ABD読書会

ABDとは「Active Book Dialog(アクティブ・ブック・ダイアローグ®)」と呼ばれる、事前に本を読まず、当日その場で1冊の本を分担して読んでまとめ、発表・共有し、気づきを深めるという形式の読書会です。子どもの様子を見ながら、オンラインでも参加しやすいようにMIRAISバージョンに進行を工夫し、実施しました。


えほん部とのコラボ

MIRAIS三期で生まれた「えほん部」とコラボ企画です。12月に「クリスマス絵本」とテーマを決め、各自がおすすめ本を持ち寄り、紹介し合いました。「クリスマス」という同じテーマでも出てくる本はばらばら。MIRAISメンバーの子ども時代や自身の子育ての経験も合わせてシェアすることができ、盛り上がりました。

ビブリオバトル

MIRAISメンバーがそれぞれおすすめ本を持ち寄り、一人5分でプレゼン、本について質問し合う会をしました。発表時間が決められていることで復職前に説明方法を伝える練習にもなり、どのプレゼンも魅力的で読みたい本がどんどん増えていく会でした。


三期MIRAISの図書委員では毎月の読書会以外にも、MIRAISメンバー内でおすすめ本をシェアする場を作ったり、読書にまつわるニュースを発信したりしています。

育休中、「子育てでじっくり時間を確保するのが難しい」、「他にもやりたいことがたくさんあって読書は後回しになってしまう」、など読書をしたくても読書の優先順位が下がってしまうこともあると思います。読書の好きな図書委員メンバーでも「毎月1冊課題図書があることで、これだけは読もう!と決めて読むことができてよかった!」という声もあるくらいです。

課題図書になったのはどれも図書委員メンバーがぜひみんなに読んで欲しい!感想をシェアしたい!と想いを持って決めた本です。育休中に読む本を探していたら、この中からまず1冊、手にとってみてはいかがでしょうか?また、「育休中に読書するきっかけがほしい」、「本の感想を誰かとシェアして考えを深めてみたい」と思ったら、MIRAISへの参加をお待ちしています♪


【もっと本を読みたい!、一期、二期の課題図書も知りたいという方へ、課題図書一覧を紹介します】


読書会開催月 書名 / 著者名 / 出版社

(一期 2018年10月〜2019年3月)

10月 LEAN IN / シェリル・サンドバーグ / 日本経済新聞出版社

11月 このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法 / 北野唯我 / ダイヤモンド社

12月 いい親よりも大切なこと / 小竹めぐみ、小笠原舞 / 新潮社

1月 21世紀を生き抜く3+1の力 / 佐々木裕子 / ディスカヴァー・トゥエンティワン

2月 LIFE SHIFT / リンダ・グラットン / 東洋経済新報社

3月 育児は仕事の役に立つ / 浜屋裕子・中原淳 / 光文社

ABD2月 FACT FULNESS / ハンス・ロスリング / 日経BP

ABD3月 ティール組織 / フレデリック・ラルー / 英治出版


(二期 2019年4月~2019年9月)

4月 自分のために生きる勇気 / 白木夏子 / ダイヤモンド社

5月 ちゃんと泣ける子に育てよう / 大河原美以 / 河出書房新社

6月 嫌われる勇気 / 岸見一郎、古賀史健 / ダイヤモンド社

7月 女ぎらい / 上野千鶴子 / 朝日新聞出版

8月 「原因」と「結果」の法則 / ジェームズ・アレン / サンマーク出版

9月 MISSION / 岩田松雄 / アスコム