【活動レポート】「自分らしいファシリテーションスキルを学ぼう」をMIRAIS内で開催しました

\ MIRAIS1期生の久保彩さん(本の要約サイトflier執行役員)から、<自分らしいファシリテーションのスキル>を教えて頂きました/


MIRAIS6期ディスカッション部の活動を通して、多くの部員から

・会社での会議を上手く回せない。

・ファシリテーションスキルを頭でわかっていても、自分の強みや性格と合わず実践しにくい。

といったファシリテーションのもやもやを抱えている、という声が上がっていました。

そこで、MIRAIS1期生でもある(株)flierの久保彩さんをお迎えして、<自分らしいファシリテーションスキル>についてのエッセンスを教えていただくイベントを開催しました。


久保さんには、事前に準備された4つの質問に答えていただきました。


1つ目の、会議におけるファシリテーションの「基本的な役割」は何ですか?の質問に対しては、

『ビジネス会議においては、「各参加者の今の状態」と「その先の状態」を把握し、その認識ギャップを埋めること』との回答を頂きました。

また会議は、大きく以下の3種類に分けられることを意識すると良いそうです。

①説明してこちらのことを理解してもらう場

②みんなのアイディアを出したい発散の場

③発散しているものを収束させる場


2つ目の、参加者が安心して発言できるような場作りに必要な工夫は?の質問に対しては、

『誰にこの質問に答えてもらいたいのか役割を意識して振ること』、『ゆっくり話す、名前を呼ぶなどの言葉がけと、笑顔、頷きのような見え方を意識すること』、『「この会議では、どういう立場で何を発言してもらいたいのか」を示すこと』が大切であるとお答え頂きました。

特に、上記の②発散系の会議では、そのような場作りが大事だとのこと。

また、会議のタイプによって意識する点が異なるため、『その会議が、上記の①~③のどのタイプにあたるかを宣言することも大切だ』と付け加えられました。


3つ目の、自分にあったファシリのやり方をどう身に付ける?の質問に対しては、

『ファシリテーションには、「聴いて受け止める」と「説明して納得してもらう」が組み合わさっている。どちらが得意かを認識して、まずは長所を伸ばしていき、苦手なパートは得意な人に任せてしまう。』とのアドバイスを頂きました。

そのため、『二人三脚できるような仲間を入れておくこと』が、気負わずにファシリテーションをするコツだそうです。


4つ目の、ファシリテーションをするうえで、対応に悩みがちな人への上手な対処法は?の質問に対しては、

『参加者のコミュニケーションスタイルだけでなく、そのアジェンダへの認識によるので、鉄板はないのですが、この場で発言すべき論点を抑えながら端的に発言してくれる人→あまり話さない人→話過ぎる人の順番で話を振ること』と教えて頂きました。場合によっては、『話過ぎる人には、最初にしっかり話してもらっておく』、『話がずれてしまう場合には、発言を受け止めながらも、この会議では話すべき論点ではないことを伝えることも有効』とのことでした。

チャットには、参加者からの質問が絶えず、どの質問に対しても丁寧かつご回答を頂きました。

久保さんの柔らかいファシリテーションに、参加者も安心して発言ができている様子でした。

参加者からの今後に向けたチャレンジ宣言をご紹介します。

・今日のお話を聞いて、たくさんチャレンジして、前向きに振り返ることがファシリテーション上達の秘訣だと感じましたー!

・わたしは聞くほうが得意な気がするので、説明することをだれかにお願いしてみたいと思います!

・くぼあやさんにまずはなりきってみます(笑)相手の話を必ず受け止めたいです!

・自分は録画を見返してみることやってみようと思いました。

・名前を呼ぶ、出席者に期待を伝える、をやろうと思います!!

・復職したらビデオオンを普及する!!

イベント後には、実践スキルの振り返りのためのフォロー会も開催!

久保さんイベントの復習をしたあと、ケーススタディで私たちらしいファシリテーションの仕方を考えました。

【イベント概要】

2021年8月上旬

会場:オンライン開催(ZOOM)

参加人数:41名

【講師】

久保彩さん

大学卒業後、大手メーカーにてシステム開発の企画・開発・PJマネジメントに携わる。その後、総合系コンサルティング・ファームで大手企業の新規事業/新規サービスに係る企画・立上・展開を担いながら、グロービス経営大学院にてMBAを取得。2020年よりフライヤーの新規事業担当 執行役員に就任。読書コミュニティflier book labo立上げを担う。