【活動レポート】2021/6/30 MIRAIS×ママボノ 共催「withコロナの育休戦略」
2021年6月30日、”育休コミュニティMIRAIS”と ”ママボノ※”共催で、「withコロナの育休戦略」をテーマのオンラインイベントを開催し、当日は約75名の方に参加いただきました。参加者の約9割が産育休中であり、このうち約40%がMIRAISで活動しているメンバー、約5%弱がママボノ経験者でした。
※ママボノとは:育休中・離職中のママたちがプロジェクトを進めるプロボノ(経験やスキルを活かした社会人ボランティア)プログラムです。期間は2ヶ月間で、6〜8名のグループを組んで支援先(NPOや地域支援団体など)の課題解決に取り組みます。
2020年からのコロナ禍の影響で、リアル(対面)での活動が制限されている中、オンラインを活用した産育休者向けのサービスやコミュニティが数多く立ち上がっています。一方で、やみくもに参加して負担を感じたり、何かしたいけれどどうしたらよいかわからないといったことはありませんか?
今回、そのテーマに対して、MIRAISとママボノの両方を経験してコロナ禍でも育休をより有意義に過ごした登壇者にお話を伺い、グループワークで自分の考えをアウトプットしました。
登壇者は、育休中にMIRAISとママボノ両方を経験された、青木 祐利さん、五十嵐 唯さんです。
イベントは以下のプログラムで進めました。
【1】主催団体紹介
【2】パネルディスカッション:オンラインで育休を充実させるコツとは?
【3】グループトーク:参加者同士で自分らしい育休とは何かを考えよう!
【終了後】質疑応答(希望者のみ)
本レポートでは、イベント内容の一部を報告します。
MIRAISは仲間との壁打ちやチャレンジの場、ママボノ は社会貢献の場
まずはMIRAIS&ママボノ 経験者である登壇者のパネルディスカッションです。
(左から、五十嵐さん、青木さん)
ーーーなぜ育休中にママボノに参加したのでしょうか?
(青木さん) 育休期間をチャレンジ期間にすると決めていました。自身の2回の育休時2回ともママボノ に参加したのは、楽しかったし学びもあったためです。
(五十嵐さん) 遠隔地からでも不安なく参加できることが大きかったです。第1子出産後にママボノ を知って、第2子育休の際はママボノを やりたいなと思っていました。
ーーーMIRAISとママボノに参加して、それぞれどんな点がよかったですか?どんな人におすすめですか?
(青木さん)MIRAISでは自分が何をしたいのかを自己開示しながら仲間に話すこと(内省の壁打ち)ができよかったです。ママボノ では社会貢献ができることを自分で実感できたり、多様な人と短期間で凝縮して取り組む中で自分の強みを知ることができてよかったです。
(五十嵐さん) MIRAISでは仲間と共に自分の内省を深める機会を得ることができます。また、パラレルキャリア等を練習する場を設けることもできます。ママボノでは社会貢献でき、短期間でアウトプットできるのがよかったです。
ーーー育児・家事のある中での活動となります。参加する活動をどのように選択しましたか?
(青木さん) 「明日の自分の活力になるのか?ワクワクするか?」で選択しました。
(五十嵐さん) 「ときめくか?復職後のキャリアに活かせるか?自分自身で経験した方がいいか?」で選択しました。
復職後に仲の良い同僚に「どんな育休でした?」と聞かれたら、どう回答したいですか?
次にグループトークを行いました。パネルディスカッションを聞いた上で、参加者同士が4名程度のグループになり、”復職後に仲の良い同僚に「どんな育休でした?」と聞かれたら、どう回答したいですか?”
という問いに対して自分の回答をシェアし、どのような育休にしたいか今一度考えました。
更に、対談終了後は登壇者と参加者(希望者)で質疑応答を行いました。
自分で選択することが大事
パネルディスカッションで登壇者の方のママボノとMIRAISの参加理由や、参加する活動を選択する際の自分基準のお話を伺い、グループワークで考えを他者にシェアすることで、今一度自分で選択することの大切さを感じました。育休期間は子供を育てる期間でもありますが、自分にとっても大事な期間です。人によってどんな育休にしたいかは様々だとは思いますが、自ら選んだ育休の過ごし方で後悔のない有意義な育休期間になりますように。
(文:MIRAIS 6期イベントチーム)
≪登壇者プロフィール≫
青木 祐利さん
人材関連企業や外資金融・フィンテックベンチャー企業の人事等を担当。2016年の第一子育休中にママボノに参加し、NPO法人GEWELのマーケティング調査プロジェクトにリーダーとして参加。また、第二子育休中の2020年4月よりMIRAISに参加し、手帳プロジェクトや図書委員、MIRAISの組織作りを担うMDチームの一員として活動。加えて、2回目のママボノプロジェクトに参加し、東中野五丁目小滝町会のマーケティング調査プロジェクトにも参加。2021年4月に復職。
五十嵐 唯さん
大学卒業後、インフラ企業に入社。転居を伴う結婚を機に法律業界に転職。地元ではない場所での子育ての中で繋がりを作ろうと、第1子育休中や復職後、育休後カフェ®の開催及び「名古屋ワーキングマザーの会」を立ち上げる。2019年第2子育休中にMIRAISに入り、運営チーム・手帳プロジェクト・育休ガイドプロジェクト等に参加。現在、法務チームリーダー。別途、復職者向けワークショップ等も開催。2020年には、ママボノにてふれあいっこ三ツ沢のプロボノプロジェクトに参加し、ウェブサイトを作成。2021年10月復職予定。
≪共催団体≫
認定NPO法人 サービスグラント
サービスグラントは、「仕事のスキルや経験を活かした社会貢献活動 (プロボノ)」に取り組んでいる団体。育休中や離職中の子育て女性たちが、仕事復帰に向けたウォーミングアップと同時に社会貢献活動を行う、ママたちのプロボノ「ママボノ」を行なっている。ママボノは2013年からスタートし、現在まで約580名の方が参加し、多くのNPOの課題解決の支援をしてきた。また、参加者アンケートでは、90%以上の人が復職後に「仕事で新しい取り組みにチャレンジしたい」と回答。育児休業などの期間を、仕事のブランクではなく、復職後のスキルアップへとつなげる機会として多くの人がママボノを活用している。2021年度は、2020年度に引き続きオンラインにてママボノを実施予定。
(HP:https://mamabono.org)
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【zoom写真】
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