【活動レポート】育休、いいとも!第3期vol.1「原動力はJOY!マンパワーだけじゃない人生を楽しくする生き方」

★育休、いいとも!とは・・・

育休をユニークに過ごした人や、育休で人生を変えた人をゲストに迎えて、オンラインでお話をお伺いする会です。


第3期初の「育休、いいとも!」は、いつもとは違い

MIRAIS代表の栗林真由美が、マーシャン祥子さんの
子育てをしながらも、好きなことをして生き生きと輝くママとの対談シリーズ」にゲスト出演する形で行われました。


【ゲスト紹介】

マーシャン 祥子さん

オーストラリア、シドニー在住の日仏家庭の二児のママ。管理栄養士の資格を持ち、10年に渡り世界6カ国で経験を積んだプロの料理家。日本人初のオーストラリア国認定ホリスティックフードコーチ。ママの子育てのストレスを解決すべく、ゆるい食育とずぼら料理をベースにママの心のコーチングを取り入れたマーシャンメソッドを確立。”キッチンから未来を変える”をキャッチフレーズに、フードコーチ、ライフワークコーチとして活動中。


日本の母親は怒る感情や「できない」という感情を許していい

日本のお母さんは、体裁を整える子育てをしがち。
子どもに怒っているところを人に見せず、家に帰ると怒鳴ったりする。
でも海外では、みんな人前で子どもに怒鳴ったり怒ったりするし。
それを見ている方も日本みたいにヒソヒソ言うことはなく、共感して笑いネタにしたりして、日本よりhealthyだと感じる。
日本人は怒っちゃいけないとか、だめな親だとか、そういう自分を責める気持ちがすごく強いと思う。
日本の母親は、自分の感情、怒っちゃう感情や、「やれない、できない」という感情とかを許しちゃっていいと思う。
家の中や自分の中に溜め過ぎてぎゅーって蓋をしてしまう人が多いので、プシュプシュって息を抜くっていうのを意識的にするといいかなって。
外とかでも、友達でもいいし、旦那さんでもいいし、ちょこちょこ言う。
どんどん出す場を持つというのが大事かなって思う。


海外ではみんな人と違うために生きている

「こうあるべき」が世界的に見てもトップレベルで強いのが日本人だと思う。
母親は昭和にしてはすごく画期的な母親で、「みんなと同じことをやってもつまんないじゃない」と結構口癖のように言ってくれていた。
だから私はいつも違うことを探していて、逆に日本にいるときは「違わないといけない」と思っていたくらい。
ただそういう風に育ったから、日本では社会に適合できず、すごく生き辛かった。
26歳で海外へ出て、色々なところで仕事をしたら水を得た魚。
あんなにみんなと同じでないといけないのは日本くらいで、海外ではみんな人と違うために生きていると感じた。
だから私は海外に出て、すごい生きやすくなった。

失敗から作り上げた家族に合わせる仕事スタイル

今の活動の原点が、自分自身の子どものため。
原点が子どもにあるので、仕事をしていく上で、仕事と家族のバランスがとれなかったら本末転倒。
なので、私はいつも家族をまず大事にする。
家族の時間が無くなったりとか、家族に対してストレスの捌け口にするような仕事だったらやらない方がいい。
もちろん、最初からそれが出来たかっていうとそうではない。
企業で9時から5時、週5日働くように、仕事は一定ラインを保ち続けるものだと思っていた。
だから、家族のことでいつも以上にエネルギーが必要な時も仕事を一定で保つということをやっていたら、自分が枯渇してしまった。
そういうことが何回かあって、家族により時間やエネルギーをかけないといけない時は仕事を減らさなきゃいけないと学んだ。
ペースとかエネルギー量を見て、「この月は仕事を減らさなきゃ」とペース配分を家族に合わせてできるようになった。


パワーの源は「Joy」

前はカップの中に仕事と家族が半分半分入ってたイメージだった。
2年くらいでうまく回っていると思ったけど、ふと振り返った時に自分自身の純粋なJoyって何だろうって。
Achievementみたいなタイプの満たされるものはあったんだけど、
「純粋にアホみたいな楽しみがちょっと欠けてない?」と思って、3年目からはサーフィンしたり、陶芸したり、友達と新しいバーに飲みに行ったりとか自分が純粋に没頭できることをもっと入れるようにした。
Achievementは、欲しいものがお金やステータスだったりする。
最初は手に入れることにやりがいを感じていたのに、「もっともっともっと精神」になってしまい、人生半ばすぎたあたりで「だから何?」「これどこいくの?」って思うと思うのね。
そこで気づくの。「え、Joyしてない!」って。
本当に死ぬ瞬間どれが欲しいと言ったら、お金やステータスじゃなくて、自分自身のJoy。
「すっごい楽しかったこの人生!」って思いたい。
だから、意識的にAmbitionを若干減らして、そこにJoyを入れた。
そうすると、意外と仕事がめっちゃよく回るようになる。
家族ももっと楽しくなってくるし、子どもたちも私が仕事だけを一生懸命頑張っていた時よりも自分がやりたいこととかを一生懸命探してやるようになった感じがする。

ママへのメッセージ ー自分の人生を生きるー

やっぱりママが自分の人生を生きるということ。
ママだからできない、旦那のせい、子どものせい、仕事のせいとかにしない。
都合の良いように言い訳にされる子どもの方も迷惑だから。
自分の人生を生きる。
私の周りには子供との時間を優先する友達やすごくキャリア志向の友達など、
形は色々違うけれども自分たちで選択をして自分の人生を生きている人がいる。
どれがいいって私は思わないのね。
良いように言い訳に替えないで、その中で自分はこうしたいんだっていうのを見つけて、自分の人生を生きてほしいなと思う。

今回の対談全編はYoutubeに公開されています。ぜひ家事などの合間に聞いてみてください!