【活動レポート】MIRAIS第1期生卒業パーティを開催しました!

3月29日、育休コミュニティ「MIRAIS」第1期メンバーの卒業パーティが開催されました!

開催場所は、表参道に新しくオープンしたばかりの結婚式場「IWAI」。概念にとらわれない自由な発想集団「CRAZY」プロデュースの「ゲストを中心にデザインした新しい結婚式のスタンダード」を生み出す場所です。

結婚式場という"誰かに招待されない限り、足を踏み入れることがない特別な場所”というだけでも胸が高まります。そして「育休の概念を変える」という思いで活動をしている私達と「IWAI」のコンセプトに重なる思いが感じられ、正に私達の卒業にふさわしい場所!とメンバー一同が当日この場所で卒業式を迎えることを心から楽しみにしていました。

パーティの実行委員は、当コミュニティ発起人兼代表の栗林と有志メンバーの計10名が担当。実行委員のメンバーはそれぞれが子供を抱えながらにして連日のように夜も徹する打ち合わせや事前準備を着々とこなしていました。

その一つが当日を迎えるまでのたくさんの仕掛けたち。パーティはすでにここから始まっていたとも言えます。

コミュニティ内のFacebookでは、2週間前から毎日、実行委員によるカウントダウン投稿が行われ、1日1日と気持ちが高揚していきました。

そして会場だけではなく私たちメンバーにもミッションがありました。

それは「カジュアルなパーティスタイル」というドレスコードです。

「ドレスでの授乳はどうしよう?」「みんなどんな服着ていくのかな?」

「ここのお店のレンタルドレスはオススメだよ」「ヘアスタイルやメイクもどうしよう?」など、久しぶりに「女性」としての自分達にワクワク・ドキドキしながら当日まで活発にやりとりし、オシャレ心に火をつけながら準備の時間も楽しみました。


そして当日ー。会場の入り口で出迎えてくれたのは、桜の花。

この日はあいにくのお天気で、3月にしてはとても肌寒い日だったのですが、そんな状況でも凛と咲く桜を見て、じんわりと心が温まっていきました。

あたりを見回すと、赤ちゃんを抱っこしたり、幼い子どもを連れた華やかな装いのメンバーたちが、笑顔で談笑するする姿があちらこちらで見られます。お互いの装いを褒め合ったり、これまでオンライン上でしかやりとりしていなかったメンバーとの初対面に感激したり、会場内は早くも熱気に溢れていました。


■いよいよパーティがスタート!

パーティの開会に向けて、まずは全員が安心して参加できるように、約束ごとの案内から始まりました。

その一つは「会場で参加する人はオンライン参加の人に、オンライン参加の人は会場の人に、お互いに想いを寄せながら参加しよう」ということです。

当日は会場以外にもオンラインから参加しているメンバーが沢山いました。

私達は様々な場所に住んでいて、全国各地・海外にもメンバーがいます。だからこそオフライン(現地)参加でも、オンライン参加でも、同じくらい楽しんでもらえる場にしたい!という実行委員の熱い想いとスクリーン上のメンバーとの一体感を強く感じられる瞬間でした。

続いて、有志メンバーで創り上げてきた卒業文集の完成報告へ。

完成した文集は、当日の朝にメンバーに向けてコミュニティ内のFacebookグループに投稿されたのですが、半年間のコミュニティ活動がぎゅっと詰まった素晴らしい仕上がりになっていました。

パーティ終了後に目を通したメンバーからは、「これから何度も読み返したい!」「一生の宝物にする!」と感激の声が続々と上がりました。


■いきなり暗号解読ゲーム!?

さて、ここで会場の雰囲気がガラッと変わり、突然"悪党"を名乗る人物から声明文が届きました!

「育休コミュニティのFacebookのハッキングに成功し、Facebookグループを削除するウイルスを仕込んだ。阻止したければ、15分以内に管理者パスワードと解除コードを見つけ、セキュリティチームに報告せよ。」と。

一体何が始まるんだと会場がざわざわ…

どよめきが醒めやらぬ中、各テーブルに1通の封筒が配布されました。中には、5種類の暗号解読用紙が入っており、すべての答えを見つけると、最初に「管理者パスワード」が分かるようになっていました。各自が解読用紙を眺めながら必死で考えますが、想定していたレベルの何倍も難しい…。なかなか答えが浮かびませんが、同じグループのメンバー同士で協力しながら、少しずつ答えに近づいていきました。

なんとか「管理者パスワード」を見つけ、セキュリティチームに報告すると、新たな暗号解読用紙を渡されます。これがまた、一筋縄ではいかない…

今までの問題をすべて関連付けて考えるような内容で、テーブルのメンバーで、あれこれみんなで相談しながら、制限時間ぎりぎりで、ようやく「解除コード」を見つけました。

この暗号解読ゲーム、驚くべきことに実行委員の内の2名が作成したとのこと。なぜ、卒業パーティで謎解きゲーム!?と思うかもしれませんが、同じ育休中という立場だからこそである、メンバーを応援するこんな気持ちが込められていました。

謎解きの答えは「羅針盤」。

「春からの新生活、時に1人ではどうにもならないような難問が押し寄せてくるかもしれません。そんな時、この育休コミュニティで出会った仲間を思い出してください。

そこで出会った最高の仲間が、この暗号解読ゲームのようにあなたの力になり、

「羅針盤」のように道を指し示す手助けをしてくれるはずです。」と。

あっという間の15分でしたが、みんなで一気に集中して取り組んだことで、同じテーブルに座るメンバーとの団結力がぐっと高まった気がして、とても思い出深い時間となりました。


■「イイ女部」主催 ファッションショー!

謎解きに奔走し、そしてメッセージに感動して胸が一杯になったところ、

休む間も無く、次はメンバーの約3分の2が参加するコミュニティ内で大人気の部活「イイ女部」による、ファッションショーが始まりました!

「CUTE」「ELEGANT」「SEXY & COOL」のテイスト別で3チームに分かれ、会場内センターのランウェイを思い思いの姿で歩きます。

それぞれのチームに合った音楽に合わせ、子どもと共に和気藹々と登場する人もいれば、単身で颯爽と現れ、キレのあるダンスで会場中を魅了する人がいたり。

それぞれの個性がきらりと光る演出の数々に、会場内の盛り上がりは最高潮!!終始「かわいい!」「カッコイイ!」との声援が止みませんでした。

全員がランウェイを歩き終わると、最後にこんなメッセージがありました。

−−これからも、いつだって母であっても可愛く、キレイで、セクシーに!

 一人一人「わたし」が主役。


■MIRAISのロゴ発表!

MIRAISには、多彩なメンバーが揃っていますが、なんとデザインの仕事をしている人もいるのです!これまでのMIRAISのイベントバナー作成を担当していたのですが、今回MIRAISのロゴを手がけてくれました。

ファッションショーで熱を帯びた会場で、続いてMIRAISのビジョンを全員で再確認し、ビジョンを体現したロゴがついにお披露目されました。

「聡明」「凛とした」「かっこいい」「ユニセクシャル」というイメージで作成されたロゴに、会場からも「いいね」「素敵だね」と感嘆の声があがりました。


■4月からどう過ごす!?全員でお互いのテーマを発表し合う未来宣言!

熱気と情熱に帯びた時間も終盤となり、ここで全員で4月からの自分のテーマを一言で宣言する時間となりました。もちろんオンラインのメンバーも一緒です。絆を確認し合うかのように全員で輪になり、参加者一人一人が順にリレーのバトンのごとくマイクを渡し合いながら、それぞれがテーマを宣言し、周りは皆それを応援し合います。

「ワンフレーズに思いを込めて晴れやかに宣言!」

たった一言ですが、半年間互いに深く関わり合い、各々の言葉に行きついたそれまでの過程が手に取るように感じられるからこそ、胸にグッとこみ上げる瞬間がありました。

テーマ宣言の最後には、実行委員から参加メンバーへ事前にお題として準備してもらっていた「メンバーの誰かに向けてのメッセージ」を忍ばせた紙飛行機を全員で飛ばし合いました。

手元を離れた紙飛行機の行き先は誰になるのか未知の瞬間。メッセージを書いた時も誰に宛ててなのか分からないというワクワク感を持ったまま書いていました。なのに、それぞれの一言は届いた人の「今この瞬間」に必要なメッセージ。不思議で優しい空気に包まれ、あたたかな時間を過ごせました。


■メンバーから栗林へのサプライズ!?

ここで、参加者全員が集まり、記念写真の撮影となりました。

と同時に、こっそり用意していた、参加メンバーから栗林へのサプライズプレゼントを贈呈!

オンライン上でメンバーから集めたメッセージを寄せ書きにして渡しました。

栗林は、「全然気づかなかった~!」と、とても驚いていましたが、みんなの心のこもったプレゼントに、すぐに嬉しそうな顔に。サプライズは大成功でした!


■卒業記念ムービー

ようやく着席し、少し一息ついたところで、いよいよエンディングに向けて一直線。

「卒業記念ムービー」の上映です。こちらも実行委員が、メンバーそれぞれの育休中の写真を元に作成しました。生まれたばかりの小さな子、にこにこ笑顔の子、兄弟姉妹との微笑ましい姿、いたずらしちゃった様子…様々なシーンを目に焼き付けながら育休中の景色の移り変わり、気持ちの変化に思いを馳せました。

一つの命を宿し、この世に迎えた瞬間から始まり嬉しいことも辛いこともあるこの時間を経たからこそ、見える世界がきっとある。そんな前向きな気持ちにさせてくれる素敵なムービーに、会場中が感動していました。


■贈る言葉

楽しく充実した時間は過ぎ去るのが実にあっという間で、いよいよパーティもエンディングを迎えます。最後は栗林からコミュニティメンバーへのメッセージ。

コミュニティに参加し、心から楽しんでくれたことへのお礼とともに、新生活に向けて3つの言葉を送りました。

メンバーの中には、思いが胸にこみ上げるものがあがり、頰に涙が伝う人も。

ここからは、栗林の話した内容をそのままお届けします。

(1) 合言葉は「さて、どうするか?」

復帰後になんだか上手くいかない、悲しいこともきっと沢山あろうかと思います。

時に感情に流されて、感情の赴くまま怒ったり悲しんだりしてもいい。

けれど、ひとしきり怒ったり泣いたりした後は、この言葉を思い出してほしい。

自分は悲劇のヒロインでい続けたいのか、恨み続けたいのか、新しい未来を作りたいのか?

 私たちは「未来」だから。

だから何か問題に直面した時にこの言葉を思い出してもらえたらと思います。

(2) 終わりを決める

始めることは、いつだってできる。

始めることは大事だけど、始めると同時に、何がどうなったら、終わりにするのか、自分で決めておくことを意識してみてください。

終わりを決めるからこそ、彩りのある「今」が生まれるから。「終わり」を自分の中で決めることで「自分が」この環境を選択していることを意識できるから。

みんなはこの半年かなり変化してきたので、きっと環境がそぐわなくなることもあると思います。私たちが「未来」を作るからこそ、自分自身がこの環境を選択しているのだという意志を持って環境を選んでいることを意識するために、ぜひ頭の片隅に覚えておいてもらえたらと思います。

(3) 変わり続ける覚悟

この半年間、一人一人みんなものすごく変わりました。

表情、発言、行動ー。本当に変わった。

だから、ここで変わることをやめないで。更に変化し続けてください。

変わり続ける覚悟をすれば、半分は変化したようなもの。

私たちは「未来」だから。これからも変わり続けていきましょう。

最後に、何があっても、どんなことが起こっても、私はずっとみんなの可能性を信じています。絶対にみんなの可能性をあきらめません。

くじけそうなときは、そうやってずっと応援して自分のことを信じている人がいるんだ、ということを覚えていてください。

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こうして、卒業パーティは幕を閉じ、MIRAIS第1期生は晴れて卒業をしました。

育休コミュニティ「MIRAIS」第1期は一区切りしましたが、これからメンバーそれぞれが職場復帰を迎え、そして休むことなく人生は続いていきます。

新しいステージはもちろんいいことばかりではありません。苦しいことも辛いことも同じくらい直面するかもしれません。そんな時きっと思い出すことでしょう。

「さて、どうするか。」と。そして「たとえ連絡をお互いに取っていなくとも、私達はみんなお互いのことを忘れない。いつも想っているんだ。」と。

−−自分一人だけではない、みんながいる。私達の行動の一歩一歩が明るい未来である。

ここで出会った仲間、重ねた経験、感じた様々な気持ち、変化してきた自分や家族を大切にしながら、4月からの新しいステージでそれぞれの選んだ環境で、心地よいペースを味わいながら進んでいます!

そんな未来を「育休から、はじめよう」ー

これからも未来を作り続けていく育休コミュニティ「MIRAIS」をどうぞよろしくお願いします!