【助成金企画】思いやりと共感を育むNVC流子育て  〜親子で自己共感ワーク〜

12期助成金企画として、マインドフルネスコーチのガネーシャ尾上さんこと尾上貴亮さんをお招きして、オンラインイベントを開催しました。

🔶開催概要🔶

■開催日時

2024/9/13(金) 12:00~13:00

■会場

オンライン(Zoom)

■参加人数

約15名

■ワークショップ主催

セルフラブ部(よっち、よね、あさちゃん)

■内容詳細

NVC(「Nonviolent Communication」の略称)とは、「共感コミュニケーション」とも呼ばれ、自分と他者に共感して繋がりを育みながら、さまざまな対立を平和的に解決するコミュニケーション方法です。今回のイベントでは、NVC実践の第一歩となる「自己共感ワーク」を親子で実践しました。

「自己共感ワーク」は、自分の気持ちである「感情」と、満たされた「ニーズ」に着目します。当日は、「最近あったよかったこと」をテーマに、親子でワークを行いました。

具体的な方法は以下のとおりです。

①ママがその時の感情や満たされたニーズを見つける。そして、満たされた時のことを心と体で味わう。

②子供に①をシェアする。

③次は子供の番。子供に「どんなきもちだったのかな?」「それはなんでだろう?」等問いかけることで、子供の感情やニーズを引き出す。

このワークでは、発達段階的に語彙が乏しい子供でも、喜びや楽しさを心で感じて体いっぱいに表現することができます。大人も、心と体で感じることが大切です。頭を使って思考すると、素直な感情がジャッジメントに邪魔されてしまうからです。そうして、たっぷりと自己共感の世界に浸り、自分自身が満たされることで、他者共感へと意識が向いていきます。

参加者からは、

「自分の感情とニーズにじっくり気づける良い時間でした」

「自分の感情やニーズをを感じることで、冷静になれるなぁと実感しました」

「息子に対する自分のニーズに気づくことができ、涙が出ました。良い時間をありがとうございました」

「娘と最近あったよかったことについて、どんな気持ちだったかシェアしあったことで、とてもあたたかく満たされた気持ちになりました。子供も、感情を伝える時は恥ずかしそうにしていたものの、いい表情をしていました」

など多数の感想をいただきました。


イベントに参加して、自分の気持ちを後回しにしてしまいがちな子育て中でも、まず親自身が自分の感情やニーズを自覚する大切さを痛感しました。また、感情やニーズを子供とシェアし合うことで、親子のコミュニケーションが、より温かく思いやりのあるものになることを実感できました。日常生活でも、親子での自己共感ワークをぜひ取り入れていきたいです。