【活動レポート】セルフラベル発掘!ワークショップ (オンラインイベント)
日 程:2021年2月3日(水)・4日(木)
時 間:10:00 – 12:00
2月3日、4日に産育休者向けオンラインイベント「セルフラベル発掘!ワークショップ」を開催しました!
当日は39名(一般参加者33名+MIRAIS参加者6名)の方が参加されました。
【セルフラベルとは】
Gallup社「ストレングスファインダー®」の資質と「過去の経験」「自分の理想」を深掘りし、自分の長所・大切にしている価値観のキーワードを洗い出します。
自分自身と向き合い他の参加者と共同作業をすることにより、未来の自分がやりたいことを言語化したものがセルフラベル。つまり、セルフラベルとは自分の「ありたい姿」をひとことで表すオリジナルキャッチコピーです!
復職後、思い通りに仕事や子育てが出来ず自信を失くしそうになったとき、「私はこんな時に活躍できる」という強みや「私はこんな風になっていきたい」などの理想を確認し、自分の「好き」や「得意」な仕事を引き寄せる指針にしてほしい。
そんな想いでMIRAIS1期のメンバーが作り上げ5期まで受け継がれてきたMIRAISオリジナルの育休者向け参加型イベントが「セルフラベル発掘!ワークショップ」です。運営は全て育休中であるMIRAISメンバーが担当しています。
今回も前回に引き続き、2日間に分けて開催しました。
【DAY1】テーマ:「自分の強みを知る」
オリエンテーション
最初に本ワークショップのゴールについて、運営メンバーから説明しました。
ゴールは「ワークショップを通じて、自己理解を深めること、そしてその方法を知ること。またセルフラベルそのものだけでなく、作成過程を含めて自分の心のお守りにし、自信を持って復職できるようになること」。
5つのワークを通して自分のことを深く考え知ることで、復職後に仕事とどう向き合っていきたいか、どんなことがやりたいか、そのヒントを見つけ、復職への不安を少しでもなくすことを目的としました。
次にワークショップの進め方やコミュニケーションルールについて共有しました。
ワークショップでは、自分の過去の経験を通して自分の強みは何か、未来に目を向けてこれからどうありたいかをペアの方と徹底的に考え、フィードバックをもらう過程を大切にしました。
初対面のペアがお互い理想のセルフラベルを発見できるよう、このワークショップを 「安心・安全の場」とするコミュニケーションルールとして「守秘」「傾聴」「受容」「質問」「ポジティブ」の5つを約束事とさせていただきました。
2日間の相棒になる方とはオンライン上の初対面でペアワークをすることになるので、まずはお互いに簡単な自己紹介からスタート。参加者の皆さんの緊張がほぐれ打ち解けたところで、1つ目のワークがスタートしました。
WORK1 「ヒーローインタビュー」
事前課題をもとに、自分の価値観や過去の経験で得たものをペアで深掘りし合い、セルフラベル作成のヒントとなるワードを探しました。
話し手が過去に最も充実感を感じたエピソードを聴き手にシェアし、聴き手がそのエピソードをできるだけ深く掘り下げられるようヒーローインタビューをしていきます。
その時の気持ちを聴くような質問でペアの価値観を引き出し、新たな気づきにつなげることがこのワークのゴールです。
ペアとなった相手の経験を一生懸命深掘りする参加者の皆さんの真剣な表情が印象的でした。
WORK2「自分の強み・特徴の理解」
事前課題として受けていただいたストレングスファインダー®の上位5資質をベースに、自分の行動特性や強みを深く理解していきました。
今までどんな場面で自分の資質が表れていると感じたか、その資質をこれから自分の強みとしてどのように活用していきたいかを質問し合い、お互いにフィードバックをします。自分が持っていない相手の上位資質から新たな視点に気づくことができるのも、このワークならではの醍醐味です!
【DAY2】テーマ:「ありたい姿を考える」
前日にたっぷり2時間のペアワークに取り組んだからか、1日目の冒頭は緊張気味な面持ちだった参加者の皆さんが2日目にはリラックスした表情になっていることが画面越しに伝わってきました。
2日目からは、MIRAIS5期の有志メンバーが1人ずつ、それぞれのペアワークにサポーターとして参加しました。
WORK3 「WORK-LIFE VISION可視化」
自分のWORKとLIFEの未来について考えていきました。
事前課題として「5年後の自分の理想・ありたい姿」をワークシートに書き出してきてもらい、未来の自分になったつもりでペアのインタビューに答えていきます。
理想の自分になりきって、ペアから思いもよらない、自分では気づかなかった新しい視点から質問を受けることで、自分の考えを整理できて言語化しやすくなります。
そして言語化した中から、何度も出てくるキーワードを書き出していきました。このキーワードが、最後のセルフラベル作成に活かされるのです。
参加者の皆さんは、最初は未来の自分になりきることに照れがあったようですが、相手のインタビュアーの方が上手にリードしてあげることで、徐々に未来の自分がやりたいことやありたい姿を生き生きと語るようになっていました。
WORK4 「MY 5 WORDS セルフラベル アウトプット」
4つ目のワークにて、いよいよセルフラベルを作成します。WORK1~3で書き出したキーワードを俯瞰して、My 5 Wordsを決め、そこから自分らしい表現に変換していきました。運営メンバーが事前に作成した”ネタ帳”や”ラベルの公式”、連想類語辞典などを駆使し、足したり掛けたりしながら、ラベルを生み出していきます。自分の趣味や好きな言葉なども織り交ぜ、時には、表現しきれない苦しみにうなりながら考えました。
サポーターは、セルフラベル作成のアイディアが出ない時には「〇〇と△△は、どっちのニュアンスが近い?」と質問したり、「▼▼の方がしっくり来るかな?」と別のキーワードを提案することで、My 5 Wordsからイメージを広げていきます。
ここはラベル作成の一番の難所ですが、ペアやサポーターと一緒に自分の強みやありたい姿をいろいろな表現で考え、ワクワクするようなセルフラベルが誕生していく場面は、出産にも似たとても感動的なものでした。
ここで、出来上がったセルフラベルを一部抜粋してご紹介します。
「新しい世界に飛び込む タスクと行動力を駆使したイノベーター」
「農家のあなたにオーダーメード!縁側コンサルタント」
「猛獣使い母ちゃん、旅に出る!!!武器は癒やしと信じる力!」
「1人1人に花を咲かせます。パステルカラーのファシリテーター」
「アイデア豊富な宣伝部長 言語を駆使する根っからのコミュニケーター」
WORK5「アクションプラン宣言」
最後に、各自でこれまでのワークの内容を思い出しながら、セルフラベルを仕上げてもらいました。そしてそのセルフラベルを見て、頭に思い浮かんだ”今一番やりたいこと”をはじめの一歩として、アクションプランを作成しました。
まとめ
全てのワークを終えた後、出来上がったセルフラベルをお披露目。
Zoomのチャットに次々に素敵なセルフラベルが投稿されると、運営メンバーやサポーターからは称賛や労いの温かいコメントが寄せられていました。
参加者の皆さんからは、「自分と向き合う時間になった」「自分のことが少し好きになった」「復職だけでなく、今後仕事をすることが楽しみになりました」といった嬉しい感想をいただきました。
最後は全員で出来たてほやほやのセルフラベルが書かれたワークシートを持って、大満足の笑顔いっぱいのまま、記念撮影をしました。
また、参加者アンケートでは、96%以上の方から本ワークショップに参加する前と比べて自己理解が深まったとの回答があり、下記のような感想を頂きました。(一部抜粋)
・素敵なペアと出会えた
・お気に入りのラベルを作ることができて満足でした!
・自身の「癖」を「強み」と認識しポジティブに捉えることができた。
・自己の強みがわかった。また、これから目指すべき指針が明確になった。
・セルフラベルを完成できなかった・・・でもその作成過程の話がとても自分を振り返るきっかけになった
・普段子どものことばかりなので、自分についてこんなに深いお話をする機会があり、うれしかったです。
本ワークショップでたくさんの素敵なセルフラベルが誕生し、2日間のワークショップに一生懸命取り組んでいただいた参加者の皆さんと、そんなママたちを応援するかのように長時間つき合ってくれた参加者のお子さんたちに、運営メンバー一同大変感謝しております。
参加者の皆さんのセルフラベルが、復職後もずっと輝き続けますように。ありがとうございました!
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